第18回高齢者医薬品適正使用検討会 出席のご報告

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第18回高齢者医薬品適正使用検討会_20240621

 厚生労働省は6月21日、高齢者医薬品適正使用検討会(座長=印南一路・慶應義塾大学総合政策学部教授)の第18回会合を開催し、当会から池端幸彦副会長が構成員として出席した。

 厚労省は同日の検討会に「病院における高齢者のポリファーマシー対策の始め方と進め方」の改訂案のほか、病院での取り組みを地域にも広げるために作成した地域版(地域における高齢者のポリファーマシー対策の始め方と進め方)の原案を示し、了承された。

 同検討会の開催は昨年4月28日以来、約1年ぶり。前回会合では、各地域でポリファーマシー対策を進める上での課題などを抽出するため、広島市薬剤師会や神奈川県保険医協会など4団体のヒアリングを実施した。
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「薬剤調整支援者」等の役割を明記

 前回会合で、池端副会長は「薬剤師がいない施設に対して、薬剤師と多職種がどのように関わっていくか」と指摘。「医師・薬剤師が常駐していない介護保険施設等に対するポリファーマシー対策をいかに進めるか、方向性を共有していただければいい」と問題提起していた。

 今回の改訂案では、医療機関と介護施設等との間で情報共有を進めるため、「薬剤調整を支援する者(薬剤調整支援者)」を明記。地域版では、「地域ポリファーマシーコーディネーター」の役割などを記載している。
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用語集抜粋

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 この日の会合で、厚労省の担当者は「制度等において設置を義務付けているものではない」と説明。用語集では「本書において便宜的に使用した」としている。
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