「第67回社会保障審議会介護保険部会」 出席のご報告

会長メッセージ 協会の活動等 審議会

第67回介護保険部会(10月19日)

 平成28年10月19日、「第67回社会保障審議会介護保険部会」が開催され、武久洋三会長が委員として出席いたしました。議題は、下記の通りです。

 1.利用者負担
 2.費用負担
 3.その他

◇武久洋三会長の発言
 医療サービス、介護サービスの両方を利用されている方のうち、高額療養費制度と高額介護サービス費用制度、どちらも上限まで利用されている方が、統計上どのくらいの人数にのぼるのかが分かっていればお知らせ頂きたい。実際問題として、お金がない方は、払うお金がない以上どう言ったところで払ってもらえない。そういった場合、何かしらの配慮が必要になってくるのではないか。

 これまで何度も議論にのぼっているリバースモーゲージも同様である。土地や建物を持っているからこの人には担保にする財産があるのだということで見積もられても、地方や田舎では、その土地を売ろうにも買手がいないケースが多い。これでは、土地や建物をもっているばかりに不利益を被ることが起きかねない。適切なサービスを受けられずに利用者の状態が悪化していくことになれば、かえって医療費、介護保険費がかさんでしまうことになる。こうした状況だけは、絶対に避けていかねばならないだろう。

○第67回社会保障審議会介護保険部会の資料は、厚生労働省のホームページに掲載しています。
 ⇒ http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000140142.html
 

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