第2回 リハビリ療法士のための総合リハビリテーション講座 開催のご報告

協会の活動等

第2回総合リハ講座

 平成26年7月19~21日、東京研修センターにて「第2回 リハビリ療法士のための総合リハビリテーション講座」が開催されました(全16講義1,280分)。
 
 平成26年度診療報酬改定では、急性期から慢性期に至るすべての病床に在宅復帰の方向性が示され、地域包括ケアとして一人ひとりの患者を支えていくという方針が明確に打ち出されました。
 医療機関、介護系施設、在宅のそれぞれが機能分化し、連携をとることが求められています。その中でも、居住系施設も含めた在宅医療の需要が急激に伸びてくる時代は目前に迫っています。
 
 現在、リハビリ職は病院内では理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)の3つの職種がそれぞれの患者の状態に応じた療法を行っています。
 しかし今後、在宅医療の需要が急激に伸びてくる時代が間近に迫り、在宅療養を支えるための訪問リハビリの重要性が増すなかで、同時に複数の療法士が在宅に関わることは難しいのが実情です。一人で在宅に訪問する療法士が、それぞれの専門領域のみにしか対応できない療法士では在宅患者の生活を支えるには不十分といえます。
 
 そこで昨年9月開催の第1回に引き続き、これからの時代を担う訪問リハビリを支えるスタッフを育成するために、専門領域以外のリハビリテーション療法や訪問リハビリテーションに関する医療の基本的な知識などについて理解を深めることを目的に開催いたしました。
 
 北海道から鹿児島まで全国から約80人のPT・OT・STが熱心に受講され、全講義を履修された受講者には修了証の授与が行われました。
 

総合リハ講座2
 

 

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