日本病院団体協議会「第95回診療報酬実務者会議」出席のご報告

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日本病院団体協議会「第95回診療報酬実務者会議」出席のご報告

 平成25年7月17日(水)、全日本病院協会にて日本病院団体協議会「第95回診療報酬実務者会議」が開催されました。今回は11団体15名が参加し、当会からは委員として池端幸彦副会長が出席いたしました。
 日本病院団体協議会代表者会議および、中医協についての定例報告が行われた後、平成26年度診療報酬改定について継続して行われている要望書についての意見調整が行われました。
 
 当会の池端副会長は、要望書に含まれる維持期リハビリテーションの項目に触れ、「現在、診療報酬での維持期リハの査定が中国地方などで非常に厳しく行われている実態があり、リハビリの必要な人が査定において切り捨てられてしまう恐れがある」と危機感を述べられました。
 各団体の意見を反映し最終的な調整を行った後、代表者会議で討議のうえ、厚労省に要望書を提出する予定となっています。

 その後、病棟における適切な人員配置の模索の一例として、国際医療福祉大学大学院 医療福祉経営専攻医療経営分野教授 高橋泰先生と、国際親善総合病院 看護師長 澤本幸子氏による「DPCデータ活用による病棟別看護量予測」と題したプレゼンテーションが行われました。これは、看護配置の基準を定めるにあたって、DPCデータを用いて客観的な指標を策定するための試みです。
 池端副会長は、「看護業務の中の介護の割合は高齢者になるほど増えていくため、こうした手法で介護士の仕事量なども算定できれば、急性期・慢性期の別なく職務(看護・介護業務)に応じたより適切な職員配置が可能となり有望である」と今後の取り組みへの期待を示されました。
 

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