高齢者虐待の実態、「詳しく分析していく必要」── 橋本会長が意見提出

会長メッセージ 協会の活動等 審議会

第 111 回社会保障審議会介護保険部会(持ち回り開催)の概要について

 高齢者虐待に関する調査結果が報告された厚生労働省の会合で、日本慢性期医療協会の橋本康子会長は「医療施設等ではどのような実態か知りたい」と指摘した上で、「虐待に関して、防止に役立てるため、場所、時間帯、職種、内容等を詳しく分析していく必要がある」との見解を示した。

 厚労省は1月17日、社会保障審議会(社保審)介護保険部会(部会長=菊池馨実・早大理事・法学学術院教授)の第111回会合を持ち回り形式で開催し、各議題について橋本会長が意見を提出した。

 今回の主な議題は、①令和6年度 介護納付金の算定について(報告)、②令和4年度「高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律」に基づく対応状況等に関する調査結果について(報告)──の2項目。

 このうち①について橋本会長は「介護納付金の算定、精算等の仕組み、推移を詳しく説明していただきよくわかりました」との意見を提出した。

 ②については、「高齢者虐待に関して、医療施設等ではどのような実態か知りたい」「虐待に関して、防止に役立てるため、場所、時間帯、職種、内容等を詳しく分析していく必要があると思う」との意見を提出した。

 橋本会長ほか各委員の意見は1月18日付けで、厚労省の同部会のホームページ「意見概要」に掲載された。

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