第494回中医協総会 出席のご報告

協会の活動等 審議会

2021年11月5日の中医協総会

 厚生労働省は11月5日、中央社会保険医療協議会(中医協、会長=小塩隆士・一橋大学経済研究所教授)総会の第494回会合をオンライン形式で開催し、当会からは池端幸彦副会長が診療側委員として出席した。

 この日の中医協は、総会と薬価専門部会が開かれた。最初に開かれた総会では、新委員が就任あいさつし、新委員が所属する部会等を決めて一時中断した。その後、薬価専門部会で関係業界のヒアリングを実施し、約2時間後に総会が再開された。

 最初に開かれた総会で、当会の常任理事も務める診療側の江澤和彦委員(日本医師会常任理事)は「国民の命と健康を守り、お一人おひとりの尊厳を保障すべく、わが国の医療に向き合い、真摯に取り組んでまいる所存である」と述べた。

 一方、支払側の新委員である松本真人氏(健康保険組合連合会理事)は「日本の医療保険に重要な役割を果たす中医協の一員として、国民のためになる答申ができるよう、今後、精一杯努めてまいる」と述べた。

 再開後の総会では、厚労省が示した「個別事項(その3)」を踏まえ、各委員が意見を述べた。

 「個別事項(その3)」は、2つのテーマで構成。①精神医療、②療養・就労両立支援等──について課題や論点が示された。①②ともに資料「総-2」にまとめられ、論点は75ページ、97ページに記載されている。

                          (取材・執筆=新井裕充) 

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