「第2回認知症ケア研修会」を開催

協会の活動等

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 2025年に向け良質な慢性期医療を確立するため、日本慢性期医療協会(日慢協)は12月3日、認知症にかかわる看護師や介護職員らを対象にした「認知症ケア研修会」を開催しました。

 日慢協副会長で認知症委員会の委員長を務める松谷之義氏は開会の挨拶で、「認知症に対する治療とケアの必要性はこれからも確実に増えていくので、ぜひ皆様方が治療の現場でトップランナー、リーダーになって率先して対応していただきたい」とエールを送りました。

 この研修会は昨年から開催され、今年で2回目。会場となった日慢協本部ビルの東京研修センターには、高齢者医療に携わる看護・介護職ら約70人が全国から集まりました。開会の挨拶で松谷副会長は次のように述べました。

 「お忙しい中、2日間の研修に集まっていただいて非常にありがたいと思っています。私たち認知症委員会で数年前に、『認知症委員会で何を取り組むか』ということをいろいろアンケートしましたところ、病院スタッフの皆様方から『認知症についてどこで誰に教えてもらったらいいか』という声を多く頂きました。

 そこで、この研修会で皆様方に認知症について学んでいただいて、ぜひ現場に帰って指導者として認知症の患者さんにかかわっていただけると非常にありがたいと思っております。

 昨年の研修会は非常に充実した楽しい会になったと思います。2日間にわたって行われ、特に2日目はグループに分かれてディスカッションをしますので、実のある会になることは間違いないと思います。貴重な時間を使ってせっかく参加していただいておりますので、ぜひしっかり研修していただきたいと思います。

 来年の4月19日から21日にかけて、大阪で「慢性期医療展」が開かれます。そこで、認知症に関するセミナーも予定しています。『大阪府内における認知症への取組み』ということで、関西大学人間健康学部の黒田教授のお話を予定しています。

 また、『ケアにまつわる本人・家族支援について』ということで、歯科医師であり精神科医である松本一生先生のお話、それから『認知症の薬と治療』などのテーマも扱う予定です。詳しいご案内は改めていたしますが、そういうセミナーを来年の4月に予定しているということもございますので、ぜひ積極的に参加していただければと思います。

 認知症の患者さんは10 年後に約 300 万人に達するとも言われており大変な問題です。認知症に対する治療とケアの必要性はこれからも確実に増えていきますので、ぜひ皆様方が治療の現場においてトップランナーになって、リーダーになって、率先して対応していただきたいと思います。そのためにも、この会が成功することを期待しまして、ご協力をお願いいたします。よろしくお願いいたします」 


 

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