日慢協とLTAC研究会が合同新年会を開催

会長メッセージ 協会の活動等 官公庁・関係団体等 役員メッセージ

01_2017年役員合同新年会

 日本慢性期医療協会(日慢協)と日本長期急性期病床研究会(LTAC研究会)は1月12日、都内のホテルで役員合同新年会を開催しました。開会の挨拶で日慢協の武久洋三会長は「日本の病院は将来、高度急性期病院と多機能型地域病院の2つに大別される」との考えを示し、「30年度の同時改定に向けて、今年は本当に正念場」と力を込めました。

 続いてLTAC研究会の上西紀夫会長(公立昭和病院院長)も「病院の機能は流動化で、ものすごい変革期に来ている感じがする」との認識を示したうえで、「地域包括ケアあるいはLTACに関連するような病院が二分化されていくような気がする。非常に流動化した中で、大変な時代を迎えている」と述べました。

 中締めの挨拶では、日慢協の安藤高朗副会長(永生病院理事長)が酉年にちなんで「羽ばたきの飛躍の年。日慢協にとっても素晴らしい年ではないか」と期待を込め、「これからは高度急性期ではなく、質も良くした高度慢性期病院の時代が来るのではないかと思っている」と締めくくりました。

 この日の合同新年会には多くの関係者が参加し、今年の抱負などを語りました。以下、新年会の模様をお伝えいたします。
 

[司会(池端幸彦副会長)]
 新年、明けましておめでとう。ただいまから日本慢性期医療協会・日本長期急性期病床研究会、役員合同新年会を開催したい。私は司会進行を務める日本慢性期医療協会副会長の池端である。
 
 早速であるが、日本慢性期医療協会会長の武久より、ごあいさつを申し上げる。
 

■「今年は本当に正念場」── 武久会長
 
[武久洋三会長]
03_武久会長 新年、明けましておめでとう。厳しい1年になりそうである。平成30年度の同時改定がもう目前に迫っており、療養病床はどんどん施設に転換しろと言われている。一方で、一般病床は安泰かというと、7対1を縮小して、いろいろ厳しい条件も出てくると思う。

 私はかねてから、おかしいと思っていることが1つある。入院期間の短い急性期病院が入院期間の長い慢性期病院の3倍もある、これは理屈から言ったらあり得ない。
 
 厚労省が中医協に出された資料によると、7対1病院のうち1週間から10日に1回しか指示を変えなくてもいいような患者が4割から5割いる病院が半分あるという。どういうことか。一般病床の中に、実は慢性期の患者がいっぱい含まれているのだということが分かる。

 現在、日本の病院は4つの機能に分けられているが、将来は2つに大別されると思っている。1つは「高度急性期病院」で、これは広域急性期を担う地域中核病院である。もう1つは「多機能型地域病院」。つまり、「療養病床だけ」とか、「慢性期だけ」という病院はだんだん自然淘汰されるだろう。中途半端な急性期病院も自然淘汰されていく。やはり多機能である。

 すなわち、慢性期の病院であったら慢性期の患者さん以外は一切診ないという選択肢はない。こういう病院は、自分の病院の間尺にあった患者しか診ないということである。そんなエゴイズムが今後まだまだ通るか。これからの日本では通らないと思う。

 われわれ慢性期の病院は地域包括ケア病棟を取るために一生懸命勉強しないといけない。地域の信頼を得ないといけない。当協会の常任理事である仲井培雄先生が地域包括ケア病棟協会の会長を務めている。八面六臂のご活躍である。今後もさらに頑張ってもらいたい。

 急性期の7対1から地域包括ケア病棟を取得する病院も多い。ぜひ皆さま方、慢性期病院から地域包括ケア病棟を持つ病院が急性期に負けないようにしてほしい。軽度中度の急性期を診ることができるように、ちゃんとレントゲンを撮って血液検査をして「これは手術が必要だから高度急性期病院へ送ろう」と言うことができる病院。手術後1週間か2週間ぐらいで、すぐにわれわれが引き受けることができる能力を持たないと、高度急性期病院は心配だから慢性期には転院させないということになって、急性期の入院期間がずるずると長くなってしまう。

 どんどん回転して、多くの患者さんがいる所が本当の高度急性期病院になるわけであり、中途半端な所は急性期病院の中でも落伍する。慢性期病院の中でも、たいていの患者さんはある程度お引き受けできる機能を前向きに持つ病院が残っていくと思う。

 30年度の同時改定に向けて、今年は本当に正念場と思っている。マスコミの皆さまや関係各位の方々にたくさんお越しいただき、深く感謝を申し上げる。われわれが頑張るので、今後もよろしくお願いしたい。
 
.

■「病院の機能は流動化、ものすごい変革期」── 上西会長

[司会(池端副会長)]
 引き続き、日本長期急性期病床(LTAC)研究会会長の上西紀夫先生からごあいさついただきたい。

[上西紀夫氏(日本長期急性期病床研究会会長)]
04_上西会長 明けましておめでとう。ただいまご紹介いただいたLTAC研究会会長を拝命している公立昭和病院の上西である。今、武久先生からお話があったが、病院の機能はもう流動化というか、ものすごい変革期に来ているという感じがする。

 そうした中で、LTAC研究会もいろいろと勉強している。いわゆる地域包括ケアあるいはLTACに関連するような病院が二分化されていくような気がする。サブアキュートタイプと、ポストアキュートタイプ。これらがどういう形で進むのか。非常に流動化した中で、大変な時代を迎えている。

 今年は第5回のLTAC研究大会を軽井沢で開催する。これまで都会で開催していたが、たまには少しリラックスしようということで軽井沢となった。東邦大学の小山信彌先生が大会長を務める。9月24日の日曜日なので、前日から来ていただいても大変結構である。

 医療界はいろいろと流動化しているが、私は消化器外科医であるので、今日いらしている皆さん方が元気にお仕事をしていただきたいと願う。私は今週、内視鏡検査を受けた。お酒を飲むから食道が心配だったが、ばっちり大丈夫だということだった。

 最近は大腸がんの検査も内視鏡をやる前にCTコロノグラフィーというものがあり、下剤を2日ぐらいほんのちょっと飲むだけでいい。CTでお尻から炭酸ガスを入れるのだが、CTで裏表になって15分で検査が終わる。コンピューター解析すると、大体1cm以上の隆起性病変はほとんど見つかる。フラット型のタイプはちょっと見つからないということだが、大きな病変は大体見つかるので、ぜひそういう検査も受けていただきたい。

 これから本当に大変な時期になってくるが、皆さん方が健康を維持して頑張っていただければありがたいと思う。今後ともよろしくお願いしたい。どうもありがとう。
 

[司会(池端副会長)]
 では早速、乾杯に移らせていただきたい。乾杯のご発声は、昨年の第4回研究大会で大会長を務め、現在は労働者健康安全機構の理事長である有賀徹先生にお願いしたいと思う。

[有賀徹氏(労働者健康安全機構理事長)]
05_有賀理事長 先生方、明けましておめでとう。
 
 お二方がエッセンスを言ってくださったので、もうほとんど何もなしで乾杯に移りたいと思う。

 今、上西先生が健康についておっしゃった。先生方の健康と、二つの会の多大な発展を祈念して乾杯したいと思う。乾杯。

.
.
.
.

 

■「なんとか生き残っていこう」── 斉藤会長

[司会(池端副会長)]
 本日は、さまざまなお客さまがいらっしゃっている。全国デイ・ケア協会の会長であり、当会の役員でもある斉藤正身先生にお越しいただいているので、一言ごあいさつを頂戴したい。
 
[斉藤正身氏(全国デイ・ケア協会会長)]
06_斉藤会長 皆さん、明けましておめでとう。霞ヶ関南病院の斉藤である。
 
 最近、私の中の話題は何と言っても武久先生のリハビリについて書いた本「あなたのリハビリは間違っていませんか」である。こんな面白いリハビリの本は久しぶりに読んだ。

 デイケアというか、通所リハもすべて通所介護になってしまえばいいとかいろいろなことが言われているが、なんとか生き残っていこうと思っている。もともと日本療養病床協会の副会長もしていたので、無関係ではない。今後ともよろしくお願いしたい。
 

.
■「いつかは日慢協の会員数を超えたい」── 仲井会長
 
[司会(池端副会長)]
 次に、地域包括ケア病棟協会会長の仲井培雄先生からご挨拶を頂きたい。
 
[仲井培雄氏(地域包括ケア病棟協会会長)]
07_仲井会長 皆さん、明けましておめでとう。地域包括ケア病棟協会は現在390ぐらいの会員数になっている。最近、医療の進歩が激しい。私は、地域包括ケア病棟を持っている病院を3つに区分している。1つは急性期ケアミックス型、それから地域密着型、そしてポストアキュート連携型である。

 ただ、急性期ケアミックス型は過渡的な位置付けになる可能性があると思っている。2025年までの地域医療構想のゴールを目指し、それぞれの地域の時間軸でそれぞれに変わっていくと思う。

 先ほど、武久会長から地域包括ケア病棟協会のご紹介をいただいたが、いつかは日慢協の会員数を超えたいなと、ひそかに思っている。何年後になるか分からないが、皆さん、日慢協の方、地域包括ケア病棟を取ったら当会の会員になっていただきたい。
 

.
■「新しい挑戦をしていこう」── 穂積学会長
 
[司会(池端副会長)]
 ここでPRしたい先生方が3人いる。まずは今年の第25回日本慢性期医療学会で学会長を務める穂積恒先生。よろしくお願いいたします。

[穂積恒氏(第25回日本慢性期医療学会学会長)]
08_穂積学会長 皆さん、明けましておめでとう。今年の10月19日と20日、仙台国際センターで第25回日本慢性期医療学会の学会長を務めさせていただくことになった穂積である。

 今回のテーマは、「地域が創る慢性期医療 ──新たな医療への挑戦──」である。平成30年度の診療報酬改定と介護報酬の同時改定に向け、厳しい状況の中でわれわれ慢性期医療に何ができるか。新しい挑戦をしていこうと考えている。

 仙台で交通の便も良いと思うので、参加者について私たちの見込みでは、3,000人ぐらいは来ていただけると考えている。ぜひ奮って参加していただきたい。
 

.
■「すべての人がリハビリテーションに参加する」── 熊谷学会長
 
[司会(池端副会長)]
 続いて、もう間近に迫った3月に開催される第4回慢性期リハビリテーション学会で、学会長を務める熊谷頼佳先生、お願いいたします。
 
[熊谷頼佳氏(第4回慢性期リハビリテーション学会学会長)]
09_熊谷学会長 皆さん、3月の18・19日はぜひ、横浜のみなとみらいへお越しいただきたい。慢性期リハビリテーション学会は第4回を迎える。

 今回のテーマは、「慢性期リハビリテーションが地域包括ケアを推進する」。高齢者にとってリハビリテーションは生活そのものである。毎日がリハビリで、全員参加型のリハビリが欠かせない。PT・OT・STが実施するリハビリテーションだけがリハビリではなく、医師や看護師、多職種、そして家族も含めたすべての人がリハビリテーションに参加することが地域包括ケアの推進につながる。

 学会では、認知症のリハビリテーションのほか、AIやコンピューターなどの活用がどのように人間の生活に影響を与えるかなど、AIの未来との関わりについてもシンポジウムで取り上げたい。聴くだけでも大変面白い会になると思うので、ぜひ参加していただきたい。
 

.
■「研究大会の演者などがほぼ決まった」── 小山大会長
 
[司会(池端副会長)]
 先ほど上西先生からご紹介のあった今年の第5回日本長期急性期病床研究大会で大会長を務める小山信彌先生、お願いいたします。
 
[小山信彌氏(第5回日本長期急性期病床研究大会大会長)]
10_小山大会長 新年、明けましておめでとう。ただいまご紹介いただいた第5回LTAC研究大会を軽井沢で開催させていただく。先ほどの役員会で、演者やスケジュールなどがほぼ決まった。
 
 大変面白い会が開けそうだと考えているので、ぜひ大勢の方に出席していただけることを願いたい。
 

.
.
.
.
.

■「慢性期医療を地域、社会に広めていこう」── 大池氏
 
[司会(池端副会長)]
 大変お忙しい中、企業の代表としてお越しいただいた株式会社テレビ大阪エクスプロ代表取締役の大池博様、お願いいたします。
 
[大池博氏(株式会社テレビ大阪エクスプロ代表取締役)]
11_大池氏 皆さま、明けましておめでとう。毎年、大阪で慢性期医療展をさせていただいているテレビ大阪エクスプロの大池である。

 慢性期医療展は今年で7回目を迎える。今年の目玉として、武久会長に初日にご講演いただき、最終日には副会長の松谷之義先生にご講演いただく。ぜひとも皆さま、4月20、21・22日の3日間を空けていただき、インテックス大阪にご来場いただきたい。

 われわれは日本慢性期医療協会の先生方とご一緒になって、慢性期医療というものを地域、そして社会に広めていこうと努力している。皆さまのご協力なくしては、なかなか広がることができない。ぜひとも皆さまにご協力いただき、今年も盛大に開催させていただきたい。ぜひ多くのご参加をお待ちしている。

[司会(池端副会長)]
 今年4月、皆さまぜひ大阪のほうへお越しいただきたい。
 

.
■「急性期病院の救急医らと人間関係の連携を」── 定光氏
 
[司会(池端副会長)]
 引き続き、LTAC関係の方からご挨拶を頂きたい。大阪医療センター救命救急センター診療部長の定光大海先生、よろしくお願いいたします。
 
[定光大海氏(大阪医療センター救命救急センター診療部長)]
12_定光氏 皆さん、明けましておめでとう。LTAC研究会の一員として参加させていただいている。急性期病院の救命救急センターに勤めている定光である。

 冒頭で武久会長がおっしゃっていたが、慢性期の医療機関にとって、これから生き残るためには急性期病院の救急医との連携や、総合診療を担う医師たちの受け入れや連携などが必要で、それらがきっと次のマンパワーをつくるのではないかと思っている。

 私自身は救急医であるが、次はそういう世界に入ってみたいなと思っているので、「ぜひ俺の所に来てくれ」というようなお話があればぜひお願いしたい。私の仲間には、たくさんの救急医やジェネラリストがいるので、ぜひそういう連携を、人間関係の連携を取れたらいいなと思っている。引き続き、LTAC研究会で頑張りたいと思う。
 

.
■「甲斐性のある医療機関が生き残る」── 川渕氏
 
[司会(池端副会長)]
 続いて、東京医科歯科大学大学院教授の川渕孝一先生、よろしくお願いいたします。
 
[川渕孝一氏(東京医科歯科大学大学院教授)]
13_川渕氏 皆さん、明けましておめでとう。実は昨年、この場で皆さま方にお願いした第54回日本病院管理学会が無事終了した。改めて感謝を申し上げる。

 学会が終わったら、もう終わった人ということで、これでもう引退してもいいなと思ったが(笑)、ただ私は50代なので、もう一勝負しようかなと思ったら、先週、規制改革会議の専門委員を拝命した。皆さま方、何か規制改革で困っていることがあったらお願いしたい。

 現在、私は父を亡くして、月に1回富山に帰って農業をやっている。先ほど武久先生のお話を聴いていて、やはり昔よく言われた複合体の時代が来たのかなと思っている。二木立さんから「保健・医療・福祉の複合体」という言葉があったが、これからは甲斐性のある医療機関が生き残るのではないか。

 恐らく、今年は激動の年になる。トランプ氏があと1週間すれば大統領になるが、トランプ氏が大統領になるとはどこの専門家が思ったであろうか。専門家というものは非常に怪しいなと、自分でもそう思っている。農業も非常に怪しい。農協の方にきいても、人によって言うことが違う。

 ということで、今年は農業と医療ということで私はやっていきたいと思うし、規制改革の専門委員を3年間拝命したので、何かあったらまたよろしくお願いしたい。
 
[司会(池端副会長)]
 続いて、兵庫県立大学大学院教授の小山秀夫先生、よろしくお願いいたします。
 
[小山秀夫氏(兵庫県立大学大学院教授)]
14_小山秀夫氏 私は3月で退職する。
 
 28歳で厚生省に勤めて、それからずっと公務員で務めてきたが、今年の4月から自由の身になるので、お仕事があれば頂きたい(笑)。
 

[司会(池端副会長)]
 ぜひ、第二の人生でもご活躍を期待している。今後とも、よろしくお願いしたい。

.
.
 

■「中小病院は非常に大変、生き残れるか」── 土井氏
 
[司会(池端副会長)]
 では続いて、岡山旭東病院院長の土井章弘先生、お願いいたします。
 
[土井章弘氏(岡山旭東病院院長)]
15_土井氏 岡山から参加している。当院は、岡山東中央病院に対して「旭東」と言う。ファーイーストではない。極東ではない。時々、手紙が間違って「ファーイースト」と来るが、旭川の東側手にある地区の病院ということで旭東。決してファーイーストではない。

 私は日本病院会の中小病院委員長も長くやってきた。めでたく78歳で定年ということで、定年前に辞めようと思っている。現在、私ども中小病院は非常に大変である。本当に生き残れるか。大変である。でも、大変ということは楽しいと読むようにしているので、頑張っていこうと思う。

 今年、軽井沢で学会をやっていただく。そのシンポジウムに選ばれている。ひとしきり頑張って発表しようと思っている。
 

.
■「地域包括ケア病棟とリハビリがどう絡むか」── 岡田氏
 
[司会(池端副会長)]
 今日もお元気でご活躍の社会医療研究所所長の岡田玲一郎先生から、ご挨拶を頂きたい。
 
[岡田玲一郎氏(社会医療研究所所長)]
16_岡田氏 皆さま、明けましておめでとう。今日は感慨ひとしおである。
 
 なぜかと言うと、この会が去年、一昨年よりも、どんどんどんどん活気が出てきているからである。

 思い起こせば、「LTAC、LTAC」と、いろんな所で発言して8年。こんな時代が来た。
 
 武久先生や多くの先生方からお話があったように、地域包括ケア病棟とリハビリテーションがどううまく絡むか、そんなところを考えていきたい。
 

.
.

■「高度慢性期病院の時代が来るのではないか」── 安藤副会長
 
[司会(池端副会長)]
 宴もたけなわではあるが、そろそろ中締めをさせていただきたい。中締めのご挨拶を日本慢性期医療協会副会長の安藤高朗先生から頂きたい。安藤先生は、第3回地域包括ケア病棟研究大会の大会長を務める予定となっている。では安藤先生、よろしくお願いいたします。
 
[安藤高朗氏(日本慢性期医療協会副会長)]
17_安藤副会長 明けましておめでとう。今年は酉年だが、この中に酉年の方はいらっしゃるだろうか。酉年の人には結構すごい人がいる。豊臣秀吉、ピーター・ドラッカー、エリック・クラプトン、吉永小百合、黒柳徹子、城みちる(会場、笑)、ピンクレディーのケイちゃん。まだまだいっぱい出てくるが、今年は酉年ということで、本当に羽ばたきの飛躍の年。日慢協にとっても素晴らしい年ではないかなと思っている。

 ちょうど今、池端副会長先生からもお話があったが、第3回の地域包括ケア病棟研究会を7月9日の日曜日に東京コンベンションホールで開催する。「セブンナイン」である。

 大会のテーマは「住み慣れた町で君といつまでも」ということで、「思い出の渚」と「君といつまでも」を足して2で割ったような名前になってしまったが(会場、笑)、「地域包括ケア」ということを意識させていただいたので、どうかよろしくお願いしたい。

 来月2月4日には、地域包括ケア病棟研究会で病院見学会がある。当院は医療保険の療養病床から地域包括ケア病棟に転換し、稼働率が非常に良い状況でうまくいっているので、見学会でもどうかよろしくお願いしたい。

 今年も武久会長先生を中心として頑張っていきたい。今日の理事会でお話があったが、これからは高度急性期ではなく、質も良くした高度慢性期病院の時代が来るのではないかなと思っているので、今年もよろしくお願いしたい。

[司会(池端副会長)]
02_司会(池端幸彦副会長) 以上をもって、大変名残惜しくはあるが、両大会の新年会をおひらきとさせていただく。ありがとうございました。

                           (取材・執筆=新井裕充)
 

この記事を印刷する この記事を印刷する

« »