「第133回社会保障審議会介護給付費分科会」 出席のご報告
平成28年12月9日、「第133回社会保障審議会介護給付費分科会」が開催され、武久洋三会長が委員として出席いたしました。議題は、下記の通りです。
1.介護人材の処遇改善等について
2.その他
今回の介護給付費分科会では、介護職員処遇改善加算の要件として、勤務の年数や経験、介護福祉士や実務者研修修了の資格等が評価されるキャリアパス要件の新設や、地域区分について、自地域と隣接地域の金額のギャップのバランスを取るための取組み等が承認されました。
◇武久洋三会長の発言
介護保険の地域区分については、どうして自分の住んでいる市町村と隣接している市町村とで金額が違ってくるのかと、かねてから地域区分の決め方には疑問を持っていた。もちろん、3年に1回の介護報酬改定で決めているわけだが、その3年の間で人口の増減や事業所数の増減が発生するはずである。地域区分の上乗せが10パーセントの市と12パーセントの市が隣り合っていることがあるが、状況がどのように違うのか比べても分からない。何をパラメーターにして決定しているのかが非常に見えにくい。
今回、「平成29年度介護報酬改定に関する審議報告」(案)に記載された通り、今後はある程度の幅をもって決定するということであれば、我々同様、国民も納得できるだろう。ぜひこの報告書に書かれているように進めていただきたい。
○第133回介護給付費分科会の資料は、厚生労働省のホームページに掲載されています。
⇒ http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000145620.html
2016年12月10日