第71回社会保障審議会医療保険部会 出席のご報告

会長メッセージ 審議会

第71回社会保障審議会医療保険部会 出席のご報告

 平成25年11月29日、「第71回社会保障審議会医療保険部会」が開催され、当会からは委員として武久洋三会長が出席いたしました。
 
 今回の会議では、前回に引き続き平成26年度診療報酬改定の基本方針について検討が行われました。前回の検討で示された「地域に密着した医療の推進」、「医療費適正化」、「医療と介護の連携」、「認知症対策」といった基本方針に変更はなく、前回までの意見を反映した案文について、委員による記載事項の確認と文言の修正などが中心となりました。
 
 武久会長は議論の中で在宅医療にまつわる項目を中心に発言され、有床診療所における在宅患者の急変時受け入れの項目について「小規模な有床診療所による在宅療養の急性増悪患者受け入れを認めつつ、別所で亜急性期病院には急性期の患者を入れてはいけない、という記載をするのは少々不一致がある」として整理を求めました。
 
 また「在宅療養支援診療所・病院以外の医療機関による在宅医療の推進」という項目について「在宅療養支援病院は基本的には200床未満の慢性期の病院が中心となっているとは思うが、地域によっては実質的に200床~300床の病院が在宅の後方病院となっているケースもあるため、具体的な記載をお願いしたい」として、在宅医療分野の改定方針について意見を述べられました。
 
 次回の会議は、12月5日に予定されています。
 

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