第604回中医協総会 出席のご報告

厚生労働省は2月19日、中央社会保険医療協議会(中医協、会長=小塩隆士・一橋大学経済研究所教授)総会の第604回会合を開催し、当会から池端幸彦副会長が診療側委員として出席した。
この日の中医協は、基本問題小委員会と総会が開かれた。基本小委では、令和8年度改定に向けた医療技術の評価方法等について、2月3日の医療技術評価分科会でまとめた方針を了承し、同日の総会でも承認された。
続く総会の議題は4項目で、すべて原案どおり承認された。このうち議題2では、「造血器腫瘍又は類縁疾患ゲノムプロファイリング検査」(44,000点)についてDPCの包括評価の対象とせず、「特例的な対応として、次期診療報酬改定までの間、出来高算定する」との方針が示された。
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質疑で、診療側の長島公之委員(日本医師会常任理事)は「医療機関の費用負担の大きさも踏まえると、高額な検査等については高額の医薬品と同様に考えていく必要性も生じている」とし、今後の意向を質問。厚労省の担当者は「まだ例が少ないのでルール化するところまでには至っていないが、今後、事例をいろいろ見ながら考えていく必要がある問題」と答えた。
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2025年2月20日