第597回中医協総会 出席のご報告
厚生労働省は11月6日、中央社会保険医療協議会(中医協、会長=小塩隆士・一橋大学経済研究所教授)総会の第597回会合を都内で開催し、当会から池端幸彦副会長が診療側委員として出席した。
この日の中医協は、診療報酬基本問題小委員会、薬価専門部会、調査実施小委員会、総会が開かれた。基本問題小委では、入院・外来医療に関する令和6年度の調査について、10月30日の分科会での議論を踏まえた調査票案を了承した。
続く薬価専門部会では、令和7年度改定について「薬価の下支え、医薬品の安定供給」をテーマに議論。4項目の論点を踏まえて意見が出された。
調査実施小委員会では、令和8年度改定の基礎資料となる「第25回医療経済実態調査」について議論。調査の設計や回答率の向上などに関する「主な論点」が示され、診療側・支払側だけでなく公益委員の発言もあった。
最後に開かれた総会の議題は4項目。入院・外来医療に関する調査票案を承認したほか、能登豪雨を踏まえた対応案、DPCへの参加等に関する手続きの見直し案が了承された。
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また、マイナ保険証について12月2日以降の対応について報告があり、委員から「しっかりと周知や支援などをお願いしたい」との意見があった。
厚労省の担当者は「医療機関・薬局の皆さまだけでなく保険者の皆さまと一緒になって厚生労働省が先頭に立って周知広報し、混乱なく進めていきたい」と応じた。
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2024年11月7日