日本病院団体協議会第97回代表者会議 出席のご報告

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日本病院団体協議会第97回代表者会議

 平成24年12月21日(金)に、日本病院団体協議会第97回代表者会議が開催されました。出席者は11団体からなる16名で、当協会からは武久洋三会長(代表者会議副議長)、松谷之義副会長の2名が出席致しました。

 会議冒頭、12月9日(日)にくも膜下出血で逝去された篠原寛休先生へ黙祷が捧げられました。篠原先生は本年6月に全国公私病院連盟の会長となり、日本病院団体連絡協議会でも積極的に活動をされていました。

 会議では、11月28日から12月19日までに開催された中医協や、日病協・第88回診療報酬実務者会議、第11回診療行為に関連した死因究明制度等に係るワーキンググループについて報告・議論がされました。

 薬剤の処方について、院外での処方が院内処方に比べ約4倍も診療報酬が高くなっていることについて、松谷副会長は、「30年前、薬剤の院外処方を推進する流れがあった。現在では病院の付近の土地を買収し薬局を開業するということが多々あり、この事で医療の崩壊が起きてしまうことを懸念している。院内外の薬剤処方の診療報酬格差を少なくしていく必要があるが、必ずしも院外処方が悪ではない。保護も考えていかなければいけない。」と、発言されました。

 武久会長は、「医療は非営利のはずだが、調剤薬局ではその非営利性が侵されている。政権交代を果たした自民党には過去の実績があるため、医療の非営利性の是正に力を入れてほしい。」と、薬剤処方の格差についてコメントされたほか、「高度急性期医療に注目が集まっているが、その質と地域医療の強化は、並列の議論として進めていくべき。」と今後の方向性について話されました。

 次回の開催は平成25年1月25日(金)に予定されています。
 

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