第609回中医協総会 出席のご報告

協会の活動等 審議会

★2025年6月18日の総会

 厚生労働省は6月18日、中央社会保険医療協議会(中医協、会長=小塩隆士・一橋大学経済研究所特任教授)総会の第609回会合を都内で開催し、当会から池端幸彦副会長が診療側委員として出席した。

 今回の議題は8項目。審議事項(1~4)は全て承認された。議題3では、当会の井川誠一郎副会長が委員を務めている「入院・外来医療等の調査・評価分科会」で審議した令和6年度調査結果が示され、その内容を了承した。
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 質疑で、診療側の長島公之委員(日本医師会常任理事)は「現在、病院・診療所を問わず、医療機関の経営が大変厳しい状況にあるため、医療機関の経営悪化との関係を明確にするような調査結果の分析ができるようにすべき」と指摘。「分科会では、あくまでも技術的視点について分析いただいていることを前提に、今後、中医協で各論点の議論を深めていきたい」と述べた。

 この日の審議を終え、最後に林正純委員(日本歯科医師会副会長)が退任の挨拶。3期6年間を振り返り、「公益委員、1号・2号委員の皆さまの根底にある国民の健康を守るという一致した基本理念に支えられ、また厚労省事務局の多大なるご尽力を賜り、歯科を代表する委員として議論させていただいたことは、私にとって生涯の誇りとするところ」と謝意を伝えた。

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