第599回中医協総会 出席のご報告

協会の活動等 審議会

2024年12月11日の総会

 厚生労働省は12月11日、中央社会保険医療協議会(中医協、会長=小塩隆士・一橋大学経済研究所教授)総会の第599回会合を都内で開催し、当会から池端幸彦副会長が診療側委員として出席した。

 この日、最初に開かれた薬価専門部会では、令和7年度薬価改定について関係業界らの意見聴取を実施。業界代表から「令和7年度に中間年改定を実施する状況にはない」「中間年改定は廃止していただきたい」との声があったほか、診療側の森昌平委員(日本薬剤師会副会長)も同様の見解を示した。

 続いて、総会では医療機器・臨床検査の保険適用を承認したほか、最適使用推進ガイドラインの改訂等について報告があった。
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00_議事次第

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 最適使用推進ガイドラインの質疑では、患者を代表する立場の委員から「患者にはほとんど知られていない。複雑で内容がわかりにくいので、患者にとって、よりわかりやすく、より有用なものにしていくことは考えられないか」との要望があったほか、ガイドラインの有効性を検証する必要性も指摘された。

 厚労省の担当者は「確かに審査報告書と同じぐらい難解な感じは若干する」とした上で、情報提供の在り方等について「ご指摘を踏まえて何か考えたい」と応じた。

 このほか同日の総会では、11月13日の第598回会合に示された資料(医療機器、臨床検査及びPETの保険適用)の訂正について報告があった。
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14_医療機器及び臨床検査の保険適用

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