ケアマネ検討会を新たに設置 ── 「問題点の洗い出しを」と橋本会長

会長メッセージ 協会の活動等 審議会

持ち回り開催)の概要について

 ケアマネジメントに係る諸課題に関する検討会(仮称)の設置が報告された厚生労働省の会合で、日本慢性期医療協会の橋本康子会長は「ケアマネジメントを行う際の問題点を具体的に洗い出し、検討会で議論していただきたい」との見解を示した。

 厚労省は3月28日、社会保障審議会(社保審)介護保険部会(部会長=菊池馨実・早稲田大学理事・法学学術院教授)の第112回会合を持ち回り形式で開催し、各委員が意見を提出した。 

 今回の議題は、①ケアマネジメントに係る諸課題に関する検討会(仮称)の設置について(報告)、②匿名介護情報等の提供について(報告)──の2項目。
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介護保険部会での制度改正議論へ反映

 新たな検討会の開催趣旨について厚労省は「ケアマネジメントに係る課題を包括的に検討し、具体的な方策を講じる」としている。
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 主な検討事項は、「ケアマネジャーの業務範囲の整理」や「主任ケアマネジャーの役割の明確化」など。
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 スケジュールは、月1回のペースで4~7月にかけて4回ほど開催し、秋頃に中間整理をまとめ、来年4月以降に「介護保険部会での制度改正議論へ反映」としている。

 委員(案)には、田中滋氏(埼玉県立大学理事長)、江澤和彦氏(日本医師会常任理事)など13人の名前が挙がっている。
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 本報告について橋本会長は、問題点の具体的な洗い出しを求めたほか、議題②については「匿名介護情報の提供を受けたい側の条件(営利目的ではない等)と申請方法(審査委員会がある等)を記載してはどうか」と提案した。

 委員の意見は、厚労省ホームページ(第112回社会保障審議会介護保険部会)の「意見概要」に掲載されている。

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