第6回慢性期ICU看護レベルアップ研修 開催のご報告
平成25年3月9日・10日の2日間にわたり、神奈川県秦野市のテルモメディカルプラネックスにて、第6回慢性期ICU看護レベルアップ研修が開催されました。
参加者が取り組むトレーニングは、「病棟における急変対応」、「病棟における多重課題」、「在宅における救急対応」、「急変した患者の家族対応」、「フィジカルアセスメント」などのシナリオシミュレーションやロールプレイです。
また、6回目の開催となった今回の研修では、トレーニングの一部がバージョンアップされ、より臨場感のあふれる研修となりました。それに伴い、前回開催時の参加者がファシリテーターとして参加する「フォローアップ研修」においても、患者役などに新たな役割が追加されています。
はじめに、本研修の企画に携わった富家隆樹先生(日本慢性期医療協会常任理事、富家病院理事長)の開会挨拶の後、全体のコーディネーターを務められた研修委員会委員の佐藤ミカ先生(草津こまくさ病院院長)によるオリエンテーションが行われました。佐藤先生は「今回は一部のプログラムが刷新されたことが大きな目玉になっているが、従来通りのプログラムもある。それは従来通りのプログラムも、十分に学びになるということなので、しっかりと取り組んでほしい。」とのメッセージを送られました。
また、研修2日目には研修委員会副委員長の田中志子先生(内田病院理事長)も駆けつけ、参加者を激励しました。
レベルアップ研修を終えた参加者からは、「6プログラムすべてがリアルで濃い内容だったので、参考になった。振り返りを行うことで客観的に自分を見ることができ、自分の良いところ、悪いところを見つめなおすことができたので、今後に活かせるようにしていきたい。」「トレーニング中はハラハラドキドキで、楽しいには程遠い感じでした。しかし、終わってみれば自分ひとりの考えで動くのではなく、チームで考え悩むことで、それぞれのステップアップにつながっていくような気分になり、今は晴ればれとした気持ちで、参加してよかったと思っています。」などのコメントが寄せられました。
フォローアップ研修参加者からも「レベルアップにしてもフォローアップにしても、この研修の素晴らしいと思うところは、できなかったところを見つけるのではなく、できたところ、良かったところを見つけ、伸ばせるところだと思います。いろんな場面設定の中で、できないところは自分でもよくわかっていて、気持ちが折れそうにもなるのですが、皆さんからの前向きな意見とアドバイスで、最後には『勉強になった』、『楽しかった』という思いで帰ることができます。“大変だったけど、よかったよ”と、この研修への参加を勧めていきたいです。」とのコメントをはじめ、多数の感想や要望が寄せられました。
次回、第7回慢性期ICU 看護レベルアップ研修は、平成25年7月27・28日での開催を予定しています。皆様のご参加をお待ちしています。
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2013年3月11日