第542回中医協総会 出席のご報告

厚生労働省は3月22日、中央社会保険医療協議会(中医協、会長=小塩隆士・一橋大学経済研究所教授)総会の第542回会合をオンライン形式で開催し、当会から池端幸彦副会長が診療側委員として出席した。
この日の総会は、令和4年度改定の影響等を審議する「診療報酬改定結果検証部会」に続いて開かれた。検証部会では「令和4年度調査」の結果が示された。
検証部会の調査は8項目で、令和4年度と5年度の2カ年に分けて実施。今回の「令和4年度調査」は、在宅医療やリフィル処方箋、明細書の無料発行など5項目となっている。
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このうち後発医薬品の使用促進策に関する調査は毎年実施。リフィル処方箋は初めての調査で、次回の「令和5年度調査」でも実施する予定となっている。
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総会の質疑では、支払側委員から「リフィル処方箋を発行した経験のある医療機関では、患者の利便性だけではなく医師の負担軽減にもつながっている実態が見えてきた」との指摘があったほか、診療側委員から医薬品の供給不安に関する意見などがあった。
(取材・執筆=新井裕充)
2023年3月23日