日病協「第146回 診療報酬実務者会議」出席の報告
平成29年10月11日(水)、日本病院団体協議会(日病協)の「第146回 診療報酬実務者会議」が開催されました。当会からは池端幸彦副会長(診療報酬実務者会議委員長)ならびに矢野諭常任理事が出席いたしました。
議題は下記の通りです。
(1)日病協代表者会議報告
(2)中医協報告
(3)平成30年度診療報酬改定に関する要望書(第2回)について
(4)その他
今回の会議では(3)「平成30年度診療報酬改定に関する要望書(第2回)について」の議論が中心に行われました。
要望書(第2回)のたたき台は、今までの実務者会議での議論をもとに、池端幸彦委員長、太田圭洋副委員長、島弘志副委員長が作成されました。そのたたき台について委員の方々からは、修正部分についての下記の通り様々な意見が出されました。
(主なご意見)
・全体に文章や言い回しを簡素化して、わかりにくい表現を可能な限り避ける
・前回の要望書を基本にした第2回要望書であることを、前文に入れる
・「医師の働き方改革」に関しても、報酬関連項目として触れる
・「医療経営実態調査」は未だ出ていないので、一般の経営実態調査の内容としてのみ触れる
・全ての病院の入院基本料の引き上げについて、まず冒頭に触れる
・重症度、医療・看護必要度のDPCデータのよる検証については、より具体的な表現を入れる
・病棟群制度の改善と存続については、今回も表現に入れる
・地域包括ケア病棟における、自院と他院からの転棟の評価については、意見が分かれていたので、今回は削除
・療養病床のデータ加算の促進や要件化については、小規模病院への配慮についても言及する
・その他
池端委員長は「今回の会議であげられた意見を確認し、修正した要望書を実務者会議委員にご確認いただいた上で、次回の代表者会議に提出したい」と述べられました。
2017年10月12日