日病協「第131回診療報酬実務者会議」出席のご報告

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日病協「第131回診療報酬実務者会議」出席のご報告

 平成28年7月13日(水)、全日本病院協会にて日本病院団体協議会(日病協)の「第131回診療報酬実務者会議」が開催されました。参加者は10団体18名で、矢野諭常任理事が出席いたしました。
 
 会議のはじめに原澤茂先生(診療報酬実務者会議委員長)より、6月の第141回日病協代表者会議の報告が行われ、その後、中医協の定例報告が中医協委員の万代恭嗣先生から行われました。

 その後、日本医療法人協会副会長の太田圭洋先生(診療報酬実務者会議副委員長)より第141回代表者会議で、診療報酬実務者会議での議論を求められたDPCの機能評価係数Ⅱについての話し合いが行われました。DPCの機能評価係数Ⅱに今回新設された「重症度指数」の算出方法で、「救急医療指数で既に評価されている救急入院2日目までの包括範囲出来高点数は除外する」とされている箇所があり、改定前と改定後を比較すると、減収になっているという問題があり、意見交換が行われました。
 
 話し合いを通じて各委員から、上記の問題だけではなく、DPCの激変緩和措置の意味や、都市部と地方との地域差をほとんど考慮していない問題、DPC係数の変更内容が毎回の診療報酬改定で実施直前に公表されるため変更後の影響を図りかねるといった、DPCにまつわる様々な意見が交わされました。
 
 最後に委員長の原澤先生より現在実施中の一般病棟7対1入院基本料の動向調査の経過報告と、8月の実務者会議では調査結果について、議論を行いたいと話されました。

 次回の診療報酬実務者会議は平成28年8月20日(水)に開催される予定です。
 

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