第7回医療介護総合確保促進会議出席のご報告

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第7回医療介護総合確保促進会議出席のご報告

 平成28年7月4日、第7回医療介護総合確保促進会議が開催され、武久洋三会長が委員として出席いたしました。議題は、下記の通りです。

 1.総合確保方針の改定に向けた検討
 2.地域医療介護総合確保基金事業の評価指標の検討状況について(報告)
 3.平成27年度地域医療介護総合確保基金(補正予算分)の内示状況(報告)

◇武久洋三会長の発言
武久洋三会長平成28年7月4日 医療と介護の接点となるのは、今のところはやはりケアマネジャーということになるのだろう。参考資料1にあるケアマネジャーの研修制度の見直しでは、医療的な要素が新たに多く盛り込まれている。今後は認知症患者も増える一方なので、適切だと考える。
 また、病院に出向くケアマネジャーがかなり多くいるということだが、彼らはどのような立場で病院に行くのか。利用者が入院するまで担当をしていたケアマネジャーという立場で行くのか、退院後を担当するケアマネジャーとして行くのか。そこが曖昧なままだと、病院に行っても部外者のように思われる可能性がある。
 患者は退院してからすぐ自宅に帰るとは限らず、他の病院や介護施設に移ることもある。移った先でも、またケアマネジャーがいる。その時、入院前まで担当していて、病院までついてきたケアマネジャーはどのような扱いになるのか。
 医師であれば、自分の患者ががんセンターや県立病院といった他院に行っても、主治医として紹介状を書いたり、転院先から連絡を受けたりと、連携体制がある。介護保険にそのような仕組みがないことは、非常にまずいと思う。ケアマネジャーについても、主治医の仕組みと同様の仕組みを作れればと考える。一人のケアマネジャーが、病院でも施設でも利用者が行った先で、主治医ならぬ主事ケアマネジャーとして、早く在宅に帰れるような方向性をサジェスチョンし、コーディネートしていく。それができてこそ、本当に医療と介護のコーディネーターとして活躍できるのだと言える。今後、医療介護のコーディネーターとしてケアマネジャーを取り上げるのであれば、主治医制度的なケアマネジャー制度を整備したらいいと思う。
現在の仕組みでは、利用者が行った先によって、担当するケアマネジャーが変わってしまう。それならば、利用者が行った施設のケアマネジャーと居宅のケアマネジャーとの二人体制であたればいいのではないか。そうしないと、病院からなかなか退院できない。居宅のケアマネジャーであれば、退院後のことは引き受けるから病状がよくなったら退院させてほしいということもできると思う。

○第7回医療介護総合確保促進会議の資料は、厚生労働省のホームページに掲載されています。
 ⇒ http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000129396.html

 

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