第63回社会保障審議会医療保険部会 出席のご報告

審議会

第63回社会保障審議会医療保険部会 出席のご報告

 平成25年5月27日、全国都市会館で「第63回社会保障審議会医療保険部会」が開催されました。当会からは、委員として武久洋三会長が出席いたしました。
 今回の議論は、第61回の開催から継続して行われている、社会保障制度改革国民会議の議論に対する指摘や疑義などの意見についての整理が中心となりました。
 
 現段階では医療保険部会からの意見を集約するのは現実的に困難であるため、医療保険部会で行われた議論を整理した意見書を国民会議に提出する旨が遠藤久夫部会長より説明され、各議員から、細部の修正意見や要望が述べられました。意見書は、フリーアクセス制限の許容や、70~74歳の高齢者医療費を本来の2割負担に戻すことといった点については国民会議の議論を支持する方向性としつつも、異論についても併記されることになりました。
 
 また、前提となる国民会議の議論において、短期的・局所的な議論に終始するのではなく、国民皆保険維持という巨視的な観点からビジョンを示して頂きたい、という要望が複数の委員から強く述べられました。
 
 医療保険部会からの意見書が国民会議においてどのように扱われるかは未定となっているものの、今後も国民会議と医療保険部会との間で協調を図っていく方向性が確認され、今回の部会は終了となりました。
 
 
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