「第4回栄養サポートチーム研修会」を開催

日本慢性期医療協会と日本健康・栄養システム学会は3月1日、東京都内で「第4回栄養サポートチーム研修会」を開催しました。会場には300人近い医療スタッフが集まりました。
医療・介護サ-ビスにおいて、栄養ケアの質の一層の向上が求められています。平成22年度の診療報酬改定では、入院患者の栄養管理にかかわる医師や看護師、薬剤師、管理栄養士らのチーム医療を評価するため「栄養サポートチーム加算」が新設されましたが、7対1入院基本料などを算定する急性期の病院に限られていました。
今年4月の平成24年度改定では同加算を算定できる範囲を拡大し、13対1、15対1の一般病棟や医療療養病床でも算定できる予定です。同加算の算定には、所定の研修を修了した医師および薬剤師、看護師、管理栄養士等のコメディカルが共同して実施する必要があります。そこで4月の改定に向け、4日間の本研修会が開催されました。
初日となった開講の挨拶で、日本健康・栄養システム学会の小山秀夫事務局長が、本研修会の意義や重要性などを説明した後、管理栄養士の西本悦子氏(医療法人平成博愛会)や、神奈川県立保健福祉大教授の杉山みち子氏らの講義が行われました。この研修会は3月4日まで続きます。
日本健康・栄養システム学会は、厚生労働省から認められた研修団体です。薬剤師、看護師、管理栄養士等は30時間の講義と10時間の実習が必要ですが、日本健康栄養システム学会が主催した「栄養ケアチム指導者研修」「栄養ケアチーム研修」修了証を有する者は、相当科目が免除されます。

2012年3月1日