日慢協ブログ立ち上げに当たって 武久会長
2025年には、日本の年間死亡者数は現在の1.5倍となります。入院患者数は3倍以上となり、入院期間は慢性期も含め、現状の3分の1以下にならざるを得ません。
現在の急性期病院での入院期間の後半3分の2は、慢性期医療が担当することになるため、「長期急性期病床」が必須となります。
さらに、医療・介護の対象患者は750万人となり、約10年間に実に300万人も増加し、そのほとんどは在宅療養が受け皿になります。
慢性期医療の範疇は、医療・介護の実に90%を占め、「長期慢性期病床」としての重責も果たさなければならないのです。
近未来までの約10年間でこのように予測される事態に対し、慢性期医療を提供する団体として、現場からの意識改革をもって来たるべき未来危機に備えていく所存です。(日本慢性期医療協会会長・武久洋三)
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2011年12月1日