第19回日本慢性期医療学会札幌大会を開催

協会の活動等

 第19回日本慢性期医療学会札幌大会(大会長:中川翼・定山渓病院院長)が2011年6月30、7月1日の両日、札幌コンベンションセンターで開催されました。大会テーマは「慢性期医療の近未来~北の大地からの提言」です。

 大会には、全国の会員病院などから医療関係者ら約1,900名が集まりました。会員病院職員による演題発表は487題に上りました。

 開会式では主催者を代表して、武久洋三会長、中川翼大会長が挨拶を述べました。開会式に引き続き、記念シンポジウム「医療保険、介護保険同時改定を控えて~どう対処していくか」が行われました。

 午後からはシンポジウム①「循環型の慢性期医療を目指して」、シンポジウム②「認知症患者の人権と尊厳~どう守られているか」、シンポジウム③「慢性期医療における新しい診療報酬体系を考える」、シンポジウム④「END-OF-LIFE CARE~患者・家族の意思と病院の役割~」が行われ、各会場で熱気溢れる議論が展開されました。

 なお、シンポジウム②「認知症患者の人権と尊厳~どう守られているか」、④「END-OF-LIFE CARE~患者・家族の意思と病院の役割~」は市民公開とされました。

 2日目はシンポジウム⑤「慢性期リハビリテーション~現状と展望~」、シンポジウム⑥「慢性期医療の質をどう担保するか~慢性期医療認定病院の取り組みの進展~」、シンポジウム⑦「慢性期医療におけるチーム医療(多職種連携)を考える」と盛りだくさんの内容となりました。

 閉会式では、今大会の10題の優秀演題の表彰および、日本慢性期医療協会機関誌「JMC」2010年度の2題の優秀論文の表彰式が行われました。

 なお、次回の第20回日本慢性期医療学会は福井県で、池端幸彦(池端病院理事長)大会長のもと、2012年11月8日(木)、9日(金)にフェニックス・プラザ、ユアーズホテルフクイで開催される予定です。

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