平成24年度施設見学会・大阪 開催報告

会員・現場の声 協会の活動等

千里リハビリテーション病院

 1月23日、今年度2回目となる施設見学会が、千里リハビリテーション病院(大阪府箕面市)で開催されました。
 11時45分に参加者24名が病院のロビーに集合。見学プログラムには、正午から16時30分まで、病棟見学および理事長・橋本康子先生、副院長・吉尾雅春先生によるプレゼンテーションが組まれていました。

 理事長・橋本康子先生の“リゾートホテルのような居心地のよい空間をつくりたい”という強い思いから、クリエイティブディレクター・佐藤可士和氏に設計のプロデュースを依頼して建てられた千里リハビリテーション病院。今から5年前、病院建築の構想から竣工までの間、橋本先生は、家族の誰よりも佐藤氏と話をしている時間の方が長かったとのことです。

 昼食は、患者さんと同じ内容の食事が“レストラン”に用意されていました。そのメニューは多彩で、千里リハビリテーション病院では、患者さんのベッドに食事を配膳するのではなく、レストラン方式でお食事がとれるようにしているそうです。

 一日の見学を終えた参加者からは、「見学しているうちに病院ということを忘れ、まるでホテルやマンションにいるような感覚になりました」、「患者さんの退院後の生活を考えて、あえて残されたバリアーにとても感心しました」、「患者さんの“脳”と向き合うことを強調された吉尾先生のお話がとても刺激になりました」などの感想が聞かれました。

 今年度の施設見学会は東京と大阪の2つの日程で開催され、無事に終了いたしました。熱心に質問をする参加者とそれに一つひとつ丁寧に対応する病院スタッフの方々の姿から、この企画に寄せられている会員の皆様の高い期待を感じました。
 
千里リハビリテーション病院

 
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