日本病院団体協議会 第76回診療報酬実務者会議

協会の活動等

 平成23年12月21日(水)、全日本病院協会にて、日本病院団体協議会「第76回診療報酬実務者会議」が開催され、当協会からは常任理事である池端幸彦先生(池端病院・理事長)と富家隆樹先生(富家病院・理事長)が出席した。

 まず、万代恭嗣先生(中央社会保険医療協議会委員)より、11月から12月にかけて開催された中央社会保険医療協議会(中医協)について報告され、その後、小山信彌先生(日本私立医科大学協会病院部会担当理事)よりDPC評価分科会について報告された。

 中医協の関連では、「亜急性期入院医療管理料と回復期リハビリテーション病棟入院料」の整理や、医療事務作業補助体制加算、在院日数90日超えの特定除外患者の取扱い案、外来の同日再診料等の問題について意見が交わされた。とくに、「亜急性期入院医療管理料と回復期リハビリテーション病棟入院料」の整理では、亜急性期についての制度、あり方などについて議論が集中した他、特定除外患者の医療区分導入案については、猪口委員長からデータ不足であり拙速の感があるとの指摘もなされた。更に日本精神科病院協会の平川委員からは、今回の改定案においても精神科関連に関する評価が全く不十分であるとの不満の声が上げられた。

 なお、当会議の後に診療報酬改定率が0.004%との政治決着がなされ、今後はその点数配分の攻防に移っていくものと思われる。
 

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