「第19回被災者健康支援連絡協議会」出席のご報告

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「第19回被災者健康支援連絡協議会」出席のご報告

 平成25年6月3日、日本医師会館にて「第19回被災者健康支援連絡協議会」が開催されました。当協会からは理事である木田雅彦先生(福島県)が出席いたしました。
 
 まず、第18回協議会にて集約された「大規模災害への対応にかかる提言及び要望書」が厚労省へ提出されたことが報告されました。要望は1.「大規模災害の緊急非常事態対処法の制定」、2.「東日本大震災の教訓を踏まえた法的問題点等の解消と対応策の実現のための法改正」、3.「中央防災会議の委員に被災者健康支援連絡協議会の代表を」の3点に集約されています。このうち3.については提出時点で委員が閣議決定されてしまっていたものの、2年後の次期委員の選任においては協議会からも委員を選任するとの返答が得られたと報告がありました。また厚生労働大臣から、本協議会に対して被災者支援に関する感謝状が送られたことが報告されました。
 
 各団体から意見を募っている、被災地支援に係る問題解消のための法改正の要望については、提案を行った各団体と所管官庁による打ち合わせの結果報告が行われ、支援に際して個別の対応や手続きの弾力化といった措置が取られることとなりました。
 
 また、当会からは木田雅彦先生が「時系列の観点が欠如しているのではないか。災害発生直後の時点から、各地からの援助開始時点まで、要望について時系列も意識してほしい」と意見を述べられました。
 
 次回の会議は9月2日(月)に予定されています。
 

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