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「設立20周年記念祝賀会」のご報告(2)

Posted By 日本慢性期医療協会 On 2012年9月18日 @ 11:07 AM In 協会の活動等 | No Comments

 日本慢性期医療協会(日慢協)が9月13日に開催した「設立20周年記念祝賀会」では、来賓のほか会場からも多くの祝辞が寄せられました。中締めの挨拶では、日慢協事務局長の池端幸彦氏が、「日本の介護、医療、福祉に貢献できるべく、力一杯頑張ることをお誓い申し上げる」と述べました。

 安藤高朗副会長の司会進行により、ご臨席の方々から多くの祝辞を頂きました。以下、発言順にご紹介します。
 

■ 渡辺孝男氏(参院議員)
 

渡辺孝男氏(参院議員) 山口代表が所用のため出席できず、本当に申し訳ない。「日本慢性期医療協会のますますのご発展を願っている」というメッセージをお伝えしたい。

 私自身、議員になる前は脳神経外科医として治療に携わった。要介護者になる大きな原因は脳卒中である。

 国会でも、「脳卒中対策基本法」をつくって、予防やリハビリを進めていこうという超党派の議連ができている。こうした法律をつくり、よりよい高齢者医療や生活の質の向上などに貢献したい。
 

■ 山崎まや氏(衆院議員)
 

山崎まや氏(衆院議員) 先ほど、壇上に天本宏・初代会長ほか各先生方がお登りになり、「この先生方と20年間一緒に走ってきてよかったな」としみじみ思った。

 今後の高齢者医療、ケアをどうするか。皆様が時代に先駆けて発信する。まさに武久会長の強いリーダーシップの下で、皆様がますます時代をリードして、超高齢社会、2025年をもろともせずに頑張っていただきたい。

 私も日本の医療、介護のために、皆様の代弁者としてこれからも頑張っていきたい。
 

■ 佐藤敏信氏(環境省環境保健部長)
 

佐藤敏信氏(環境省環境保健部長) 環境省としてクールビズを進めているため、ラフな格好をお許しいただきたい。「なぜ環境省がここに来ているのか」と思われる方もいらっしゃるかもしれない。私は、宇都宮啓・医療課長、鈴木康裕・前医療課長の前任者であるのでお招きいただいたと思っている。

 本日、表彰された方のお顔ぶれを拝見して、天本宏先生、それからご不在ではあったが、大塚宣夫先生のお名前があった。振り返ると、私は昭和60年12月に、当時の老人保健部の老人保健課におり、その時に天本先生や大塚先生にお会いした。それからもう26年、27年ぐらい経っただろうか。そのころの「老人の専門医療を考える会」以来になる。

 日慢協がこうして優勢を誇り、「包括化」という形で慢性期病棟に診療報酬が付き、これほどの発展を遂げてこられたことは感慨深く、これまでの活動に敬意を表する。

 社会保障と税の一体改革関連の法律が成立したとはいえ、今後の社会保障をめぐる動きからは目が離せない。引き続き、ご尽力をいただきたい。
 

■ 松谷有希雄氏(国立保健医療科学院院長)
 

松谷有希雄氏(国立保健医療科学院院長) 日慢協が誕生したころ、表彰式で壇上に登られた先生方と一緒に仕事をさせてもらった。

 いまや、日本の医療を支える日慢協ありきということで、大変喜ばしく思う。これから30周年、50周年に向け、ますますご発展されることを祈念する。
 
 

■ 岩﨑榮氏(NPO法人卒後臨床研修評価機構専務理事)
 

岩﨑榮氏(NPO法人卒後臨床研修評価機構専務理事) 私は、日本医療機能評価機構にいたころから「医療の質」の研究をしている。医療界の先生方は「医療の質の向上」ということをおっしゃるが、そう簡単に「医療の質」の向上が図れるものではないということは、ご存じの方も多いと思う。

 そういう意味で、日慢協の20周年は素晴らしいと思う。「医療の質」の向上に向け、これからの時代を担っていく日慢協である。慢性期疾患に立ち向かう協会が20周年を迎え、これからも日本を引っ張っていく協会になっていただきたい。「医療の質」を向上させ、地域医療の発展に寄与することを強く望んでいる。
 

■ 武藤正樹氏(国際医療福祉総合研究所所長)
 

武藤正樹氏(国際医療福祉総合研究所所長 慢性期医療、これが日本の医療を変えるキーワードになるということを重々承知している。本日はお招きいただき、大変光栄に思っている。日慢協のさらなる発展を祈念する。→ [続きはこちら]
 
 

 

 

■ 三上裕司氏(日本医師会常任理事)
 

三上裕司氏(日本医師会常任理事) いつも武久先生に激励されながら頑張っている。今後とも、よろしくお願い申し上げる。

 

■ 鈴木邦彦氏(日本医師会常任理事)
 

鈴木邦彦氏(日本医師会常任理事) 東日本大震災の際、武久先生が私の地元の病院にたくさんの支援物資を送ってくださり、大変お世話になった。

 武久先生はすごいパワーで、これまで日慢協を支えている。ぜひ日本医師会とも連携して、日本の医療、超高齢社会を支えていただきたい。
 

 

■ 本郷寛氏(東京芸術大教授)
 

本郷寛氏(東京芸術大教授) 私は美術をやっている。医療も美術も、「人と心」と思っている。

 美術も医療も介護も、いろいろな所で一緒になってやれば、豊かにすることができると考えている。今後も一緒に進んでいきたい。
 

■ 高橋泰氏(国際医療福祉大教授)
 

高橋泰氏(国際医療福祉大教授) 私は今、二次医療圏やDPCなどの研究をしているが、実は介護について東京大学で学位を頂いた関係で、「介護力強化病院」ができる前、協会の先生方とアメリカに視察に行き、語り合った。その当時を非常に感慨深く思い出している。

 日本慢性期医療協会がこれからもますます発展していくことを祈念する。
 

■ 橋本べん氏(衆院議員)
 

橋本べん氏(衆院議員) 今回の社会保障と税の一体改革では、野田総理が「社会保障に消費税を100%使える」とおっしゃっていたが、実際には使えないと思う。

 医療や介護など社会保障の分野に皆さんの大切な税金が使われ、本当の意味での社会保障が達成できるように頑張っていきたい。
 

■ 猪口雄二氏(全日本病院協会副会長)
 

猪口雄二氏(全日本病院協会副会長) 全日本病院協会にも慢性期の病院がたくさんある。みんなでよく話し合って、日本の政策に力を出したいと思っている。

 
 
 
 

■ 梶原優氏(日本病院会副会長)
 

梶原優氏(日本病院会副会長 今日、ここに来て武久先生のすごさが分かった。天本先生がつくった協会だが、政財界、医療界、看護協会、すべての方々がこれほど揃って、これから慢性期医療が本当に重要であることをつくづく思い知らされた。

 2025年に向け、医療から介護、福祉、在宅までどうやっていくのか、非常に大きなテーマだ。私も武久先生と一緒に頑張っていきたい。
 

■ 木村光雄氏(日本医業経営コンサルタント協会会長)
 

木村光雄氏(日本医業経営コンサルタント協会会長) 来月、武久先生にご講演いただく予定があり、当協会とはご縁がある。日本慢性期医療協会の20周年を本当に喜んでいる。

 全国にコンサルタントが約3000人いるので、ぜひ今後ともよろしくお願い申し上げる。

 

■ 長野洋氏(独立行政法人福祉医療機構理事長)
 

長野洋氏(独立行政法人福祉医療機構理事長) 私どもは、長期で低利のお金を提供している。ぜひ、病院関係者の方々は私どもにお声を掛けていただきたい。皆様は私どものお客様なので、どうかよろしくお願い申し上げる。
 

 

■ 太田照男氏(栃木県医師会会長)
 

太田照男氏(栃木県医師会会長) 日慢協の会員(常任理事)だが、あまりこういう所からお話しする機会は少ない。日慢協に入ったころから、地域の医療について重要性を感じている。

 武久会長がおっしゃるように、急性期以外はみな慢性期医療で、我々が診ている患者さんのほとんどが慢性期だ。医療療養病床が地域に必要であり、介護療養病床も必要である。

 これからどのようにして、(2030年に死亡場所が不明と推計される)47万人の行き先を決めるのか、日慢協に期待がかかっている。私も会員のみなさんと一緒に頑張っていきたい。

 また、都道府県の医師会も日慢協と手を組んでいかないと、これからの地域医療を進めることは難しいと思う。都道府県の医師会長の先生方と一緒に慢性期医療について考えながら、共に頑張っていきたい。
 

■ 小林博氏(岐阜県医師会会長)
 

小林博氏(岐阜県医師会会長) こんな素晴らしい大会を開催された武久先生に、同窓の1人としても改めて感謝したい。今後も慢性期医療について一緒に考えていきたい。
 

 

 

■ 小山信彌氏(東邦大医療センター大森病院心臓血管外科部長)
 

小山信彌氏 武久先生にお会いしたのは7年前で、急性期医療が抱える課題などについてお話しされたことを覚えている。

 今後もますます武久先生に頑張っていただくことを期待している。→ [続きはこちら]
 


 

■ 中締めのご挨拶(日慢協事務局長・池端幸彦氏)
 

 本日、このようにたくさんの方々が当協会の祝賀会に駆け付けてくださったことに厚く御礼を申し上げる。数々の温かいお祝いの言葉、そして激励の言葉を頂いたことに当協会の役員一同に代わり、心から御礼を申し上げる。

池端幸彦事務局長 当協会は、「介護力強化病院連絡協議会」からスタートして、時代の波に翻弄されながらも出世魚のように名前を変え、そして20周年を迎えた今、日本慢性期医療協会として成人式を迎えた。

 まだまだひよっこであり、これから40年、60年、100年と歴史を刻むため、役員一同はもとより会員一同が手を携えて日本の介護、医療、福祉に貢献できるべく、力一杯頑張ることをお誓い申し上げる。そしてまた、本日ご臨席の皆様方の温かいご支援を心からお願い申し上げる。

 20周年記念大会として、本年11月8日、9日、私が大会長を仰せつかっている「第20回日本慢性期医療学会・福井大会」を開催する。会員以外もすべて参加できる。大変おいしい越前ガニをはじめ、海の幸がたくさんある福井にぜひお集まりいただき、みなさんと再会できることを心から願っている。
 



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