厚生労働省は４月13日、中央社会保険医療協議会（中医協、会長＝小塩隆士・一橋大学経済研究所教授）総会の第519回会合をオンライン形式で開催し、当会から池端幸彦副会長が診療側委員として出席した。

　この日の中医協は総会のみの開催で、「医薬品の新規薬価収載」や「再生医療等製品の保険適用」など、いわゆる定例モノを中心に９項目の議題が並んだ。約１時間で閉会となったが、最後の議題「歯科用貴金属価格の緊急改定」では議論があった。

　厚労省は、ウクライナ情勢による価格高騰などを理由に、本来であれば７月改定のところを５月に「緊急改定」を実施することを提案。支払側から「ルールどおり７月ではどうか」との意見が相次いだが、最終的には原案どおり承認された。
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（取材・執筆＝新井裕充）　

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