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新年のご挨拶⑦  富家隆樹・事務局次長

Posted By 日本慢性期医療協会 On 2012年1月7日 @ 12:05 AM In 役員メッセージ | No Comments

 新年明けましておめでとうございます。

 昨年は自然の力の前に翻弄されながらも、それに立ち向かい、立ち上がる人間の強さを痛切に感じた一年でした。年の暮れには、あのときの映像が繰り返し流れていましたが、今でも多くの人が「自分にできることは何だろう」と自問自答していることと思います。現在当協会は、日本医師会長を代表とする被災者支援連絡協議会に参加しておりますが、復興に向けての支援を、引き続き長く行っていかなくてはならない中、当協会としても具体的な策を提示し、協力を惜しまない姿勢でいます。一日も早く、被災地の皆様が、以前の生活にもどることができますよう心から願います。

 人は、種をまくことで、その芽が出て、その成長を目にしながら、またさらに前進していけるものです。日本慢性期医療協会も武久会長の下、常に種をまき、社会全体を前へ前へと先導しています。今年は、「2025年に向けての良質な慢性期医療の確立」について、さらに具体的に動き始めますが、新たに始まる3事業の中で「慢性期医療の質の評価・公表等推進事業」にも取り組むことになりました。様々なデータが開示されることが通常となってきた社会の中で、「選ばれる病院」として国民の目線を意識しなければならなくなってきています。この取り組みを進める中で、慢性期医療への社会的な理解が深まり、それぞれの病院の質が上がることになれば、まさに当協会の「良質な慢性期医療がなければ日本の医療は成り立たない」という理念に即したものとなるでしょう。日本の療養病床の質を上げる役割を、当協会が担う事を全面に押し出していくつもりです。

 そしてこの高水準の慢性期医療を支えるスタッフの育成、こちらも引き続き、研修委員会のカリキュラムの中で、取り組んで参ります。早速2月には第4回医療介護福祉士認定講座、3月には第3回「慢性期ICU」看護レベルアップ研修が開催されます。「慢性期医療認定講座」も次回は第7回となります。受講者を参加させて下さる病院施設の皆様のおかげで、慢性期医療に携わる仲間が年々増えていることは嬉しい限りです。

 みなさま本年もどうぞよろしくお願いいたします。
 

【プロフィール】

 平成 3年  帝京大学医学部卒業
         帝京大学第二外科入局
 平成 9年  アメリカセントルイスメルビル大学大学院
         経営修士課程留学
 平成11年  医療法人社団富家会富家病院院長就任
 平成16年  同 理事長就任
 



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