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新年のご挨拶③  安藤高朗・副会長

Posted By 日本慢性期医療協会 On 2012年1月3日 @ 12:10 AM In 役員メッセージ | No Comments

 新年あけましておめでとうございます。

 昨年の東日本大震災に際しては、日本慢性期医療協会でも、患者様の受入れ約800名、医薬品や紙おむつ等の支援物資、約4000箱(約40トン)、義援金 約3300万円など、会員の皆様のご協力、本当にありがとうございました。

 重要なことは、今後に備えて、各病院が災害マニュアルやBCP(Business Continuity Plan)を整えることであります。大震災から10か月が経っておりますが、まだ都道府県においてさえ、しっかりしたBCPはできていません。皆さんの思いが冷めないうちに、今後また災害がおきても安全安心に対応できるような精度のBCPを作り上げるべきだと痛感しております。

 昨年は、日慢協では、同時改定への要望、慢性期病態別診療報酬、一般病床の長期入院患者で問題提起、長期急性期病床提言、老人保健健康増進事業、医療区分の適正化、在宅療養支援病院、アジア慢性期医療協会設立などの活動をしてまいりました。

 今年は「たつ」年です。竜のように雷雲を呼び、竜巻となって天空に飛翔するようなそんな元気な一年になってほしいですね。
頑張ろう!日本。頑張ろう!慢性期。頑張ろう!日慢協。

 今年はぜひとも未来ビジョンを作るべき年だと感じております。今後の高齢者社会を考えると、地域医療力として、そして医療・介護のコミュニティケアセンターとして、慢性期力が必要になると思っております。わが国の政治状況をみると、社会保障を支えるための消費税率引き上げの国民的合意もかないません。政治家は、社会保障の負担と給付に関する選択肢を示して、覚悟を決めて国民の方々に選んでもらう時期がきていると思います。

 日本は資源のない国です。しかし日本人には真面目、誠実、努力を惜しまないという国民性があります。ぜひそのことを最大限に生かし、自己研鑽をすることによって、この国を豊かにする必要があると思います。それが富国強民ということばにつながると思います。我々は、武久洋三会長を中心に、少しでも日本の医療と介護を進めていきたいと思います。
 

【プロフィール】

 昭和59年  日本大学医学部卒業

 現在、医療法人社団永生会永生病院 理事長、
 日本慢性期医療協会 副会長、東京都病院協会 副会長、
 東京都療養型病院研究会 会長、八王子医師会 理事等
 



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