平成３１年３月１４日に、厚労省老健局の主管による「第３回介護現場革新会議」が開催されました。本会議では、全国老人福祉施設協議会、全国老人保健施設協会、日本医師会、日本認知症グループホーム協会、そして当日本慢性期医療協会の５団体により介護現場が抱える課題等に関しての審議が行われました。

　当会からは、武久会長、池端副会長が出席されました。

　本日の会議をとりまとめとして、これまで２回開催された会議での審議を受け、老健局より「介護現場革新会議　基本方針（案）～介護職員と介護サービス利用者のための介護現場革新プラン」が提示されました。

　武久会長、池端副会長からは、意見として、介護現場にも低栄養、脱水などの医療的ケアを必要とする利用者がこれからさらに増えてくる。それらの利用者をケアしていくために、医療的な知識やマインドをもつ介護職員の養成が重要となるのではないか。チームで取り組む体制をつくっていくことの必要性などが述べられました。

　日本医師会の江澤常任理事からは、政策担当者にも是非、介護の現場を実際に見に来ていただきたい、と要請されました。

　会議の終盤には、根本匠厚生労働大臣も出席され、介護保険制度の創設に関わられた時からの想いを述べられ、介護現場への期待を示されました。

　本会議でまとめられる基本方針をもとに、来年度は全国各地でのパイロット事業が進められます。