平成29年12月13日（水）、日本病院団体協議会（日病協）の「第148回 診療報酬実務者会議」が開催されました。当会からは池端幸彦副会長（診療報酬実務者会議委員長）ならびに矢野諭常任理事が出席いたしました。
　議題は下記の通りです。

（1）日病協代表者会議報告
（2）中医協報告
（3）その他

　池端幸彦副会長は（２）「中医協報告」の中で報告された「療養病棟の在宅復帰機能強化加算の見直し」について下記の意見を述べています。

〔池端幸彦副会長の発言〕
　「急性期病院から療養病床への転院・転棟については、在宅復帰機能強化加算の有り無しに関係なく在宅扱いにするということだが、回復期でも地域包括ケアでも療養病床でも、いわゆる在宅から受け入れて、また在宅に戻すというインセンティブを働かせるだけいいのであれば、前回改定で要件化された（急性期等からの患者の在宅復帰患者を0.1以上とした）回転率を導入した意味がない。在宅復帰に対するインセンティブを無くすことで（療養病床から在宅復帰させる）意欲がなくなってしまうのではないか」と問題提起されました。