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日病協「第153回代表者会議」 出席のご報告

Posted By araihiro On 2017年7月26日 @ 8:51 PM In 会長メッセージ,協会の活動等,官公庁・関係団体等 | No Comments

 平成29年7月25日(火)、 日本病院団体協議会(日病協)の「第153回代表者会議」が開催され、当会からは武久洋三会長と池端幸彦副会長が出席いたしました。
 議題は下記の通りです。

(1)中医協等諸会議の報告
(2)診療報酬実務者会議の報告
(3)その他

 今回の会議では中医協等諸会議の報告より、DPC激変緩和措置、地域包括ケア病棟に関する議論が中心となりました。
 

・地域包括ケア病棟について
 
 中医協等諸会議の報告後、地域包括ケア病棟のポストアキュート、サブアキュート機能の評価について話し合われました。中医協では、急性期の大病院が地域包括ケア病棟のポストアキュート機能を経営のために運用するケースについて、批判をする意見が出ています。しかし急性期中心の病院がポストアキュートで地域包括ケア病棟を運営することによって、今までリハビリに取り組んでいなかった急性期中心の病院でもリハビリを行う体制が整えられてきた、という意見がありました。

 この意見について武久洋三会長は「私がいつも言うようにリハビリは急性期で行うべきである。急性期から慢性期に来るまでに1ヶ月以上経過してしまう。リハビリがない急性期病院に1ヶ月もいたら身体が硬直してしまう。この硬直した患者が慢性期に来ても、硬直しきっているからリハビリができない。これは医療費の無駄遣いである。そのためにも急性期医療を行っている病院では、急性期リハをしっかりと行わなくてはいけない」と発言されました。

・地域包括ケア病棟協会の加盟推薦

 地域包括ケア病棟協会の日病協への加盟推薦が武久洋三会長より提案されました。
武久洋三会長は「地域包括ケア病棟は一般病棟、慢性期病棟の双方から転換しているように、これから増えていく。この病棟がどのように動くかによって日本の医療システムが大きく変わると思うので、是非、日病協に加盟していただき議論に参加していただきたい」と発言されました。

 地域包括ケア病棟協会について、委員からは法人格を有していなことや病院団体ではなく病棟団体であることを懸念する意見、地域包括ケア病棟の議論をする上で現場の意見が必要であるという肯定的な意見がありました。地域包括ケア病棟協会の加盟については次回までに正式に加盟申請をして頂き、8月18日の第154回代表者会議で議論される予定です。
 



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