平成25年12月６日、日比谷公会堂にて、国民医療推進協議会が主催する「国民医療を守るための総決起大会」が行われ、当会からは富家隆樹常任理事が登壇いたしました。
　
　総決起大会では、国家戦略特区等における医療に対する過度な規制緩和への断固反対、医療にまつわる消費税問題の是正、適切な医療財源の確保の３点の内容が決議（案）として提起されました。

　規制緩和問題については、TTP交渉と並行して現在国内で進められている「保険外併用」、「混合診療」の拡大といった医療営利化の動きに対して、国民皆保険の堅持の観点から断固反対する姿勢が示されました。

　医療にまつわる消費税問題については、現行の社会保険診療制度で保険診療は非課税となっており、医療機関は患者から消費税分を徴収できないにもかかわらず、診療を行う医薬品や設備には消費税が発生するいわゆる「控除対象外消費税」問題について抜本的な解決を求め要望していく旨が表明されました。
　
　また、適切な医療財源の確保についても、持続可能な医療体制の構築のためには適切な財源の確保が不可欠であるとして併せて強く要望していく方針です。
　
　総決起大会では上記の３項目を盛り込んだ決議文が満場一致で採択され、参加者全員の盛大な「頑張ろう」コールをもって閉会となりました。