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日本病院団体協議会「第91回診療報酬実務者会議」 出席のご報告

Posted By 日本慢性期医療協会 On 2013年3月14日 @ 11:09 AM In 協会の活動等,官公庁・関係団体等 | No Comments

 平成25年3月13日(水)、全日本病院協会にて日本病院団体協議会「第91回診療報酬実務者会議」が開催されました。今回は11団体15名が参加し、当会からは委員として池端幸彦副会長が出席いたしました。

 まず「一般病床の急性期機能と診療密度に関する検討」と題して、東京医科歯科大学大学院 医療政策情報学分野 教授 伏見清秀先生による講演が行われました。現行の一般病床における機能評価・入院基本料算定はストラクチャーに偏ったものではないかとの懸念を示し、プロセスに基づいた評価の視点について提示されました。またその中で、当会武久会長が提言している「長期急性期病床」の概念が示されていることが、印象的でした。
 
 続いて中医協報告が行われた後、現行の入院基本料算定に代わる新たな指標の一例として、当会から「慢性期病態別患者分類(試案)」が会議資料として提出され、池端副会長より説明が行われました。これは医療療養病床における患者分類方法の一つが各種処置を行うことにより区分が上がる構造となっており、病態改善へのモチベーションを阻害してしまうという「処置区分」の問題に対して当会が提案する新たな「病態別区分」についての試案です。
 
 病態別区分の考え方については急性期病院よりご出席の委員からも評価の声が上がり、現行制度と比してデリケートな問題はあるものの、考え方の方向性としては実務者会議もこれを支持するものとして、会議は終了となりました。
 
 次回は4月17日(水)に開催の予定です。
 



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